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千葉県南房総市の観光協会は都市部の住民が狩猟技術を学べる体験企画を11月~2021年2月に開催する。ワナの設置や獲物の解体方法を学ぶほか、地元ハンターと実際にワナを仕掛ける体験プログラムなども用意する。滞在中は地元の民宿に宿泊し、2拠点生活も体験してもらう。

「南房総2拠点 ハンターズハウス」の参加料金は税別15万円。狩猟免許の有無は問わず、10人程度の参加を想定しているという。期間中は狩猟方法や調理、骨や皮の加工法を学ぶ座学プログラムを6回開く。日程が合えば地元ハンターに同行し、本物の狩猟を見学できる。

料金には最大30泊分の民宿宿泊費が含まれており、期間中のプログラム受講や練習などで南房総を訪れた際はいつでも利用できる。

観光協会によると、都市部には免許を持っていても、狩猟に出かける機会の少ない「ペーパーハンター」も多いという。担当者は「都会の人に狩猟を経験してもらうだけでなく、南房総の魅力を感じてもらい、移住の促進にもつなげたい」と期待する。

日経新聞

2020.10.9 日経新聞より