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「東京都指導者育成研修会」開催

今年で2回目となる「東京都指導者育成研修会」が、11月29日(金)〜12月1日(日)にぐんまジャイアント総合クレー・ライフル射撃場(群馬県富岡市)にて開催された。

本研修会は東京都内でクレー射撃指導技術を学び指導者・指導者を目指す人が対象となり、イタリアナショナルチームのヘッドコーチを務めるミルコ・チェンチ氏を迎え、イタリア最新のコーチングを学ぶ。

今回は東京都クレー射撃協会の協力のもと、研修2日目を取材した。

8時〜12時:選手への指導法研修
モニター(トラップ5名、スキート4名)がそれぞれ実射し、その際の射撃姿勢を撮影した映像を元にミルコ氏が指導を行なった。
東京都認定アスリート選手を中心に射撃技術を持つ第一線級の選手達がモニターを務め、ミルコ氏が指摘した個々の課題に取り組み、3日間継続することで日々の変化や課題の克服度合いを確認する。参加者は直接、目の前でミルコ氏の指導法を学ぶことになる。

ミルコ氏曰く、射撃姿勢をスロー再生も交えて映像で振り返ることで、射台での直接指導だけでは気付けない課題を客観的に指摘出来るとのこと。

  

 

 

 

 

射撃姿勢をチェックするミルコ氏。直接指導すると共に、全て射撃を映像に収める。 (左)トラップ、(右)スキート

 

撮影した映像を元に、受講者の前で熱の入った指導が行われた。

 

 

 

 

 

 

 

13時〜17時:研修(講義形式/メンタルトレーニング)
ミルコ氏がメンタル面について講義し、参加者全員でディスカッションを行なった。
4時間にも及ぶ長丁場にもかかわらず、オフシーズンの過ごし方や間合いの取り方など、白熱したやり取りが続いた。

研修会のタイトルから指導者を育成するという長期的な効果を期待する研修会の印象を受けるが、指導者だけでなくこれから指導者となる第一線の選手が受講することで射撃レベルの向上という即効性も期待出来る。
また、実技だけでなくメンタル面の指導を行なうところに、通常の射撃指導研修会とは違う奥の深さを感じた。参加者は指導者として、または選手としても貴重な体験だったであろう。

自分のことが解らない人は、他人を指導出来ない。これは射撃に限らず全てに当てはまることだが、研修会に参加して改めて筆者が感じた事である。
東京都クレー射撃協会の取り組みが全国に広まり、銃業界の活性化に繋がる事を期待したい。

 

講師:ミルコ・チェンチ氏(イタリアナショナルチーム、ヘッドコーチ)
対象者:東京都クレー射撃協会会員で指導に係る人、東京都クレー射撃協会加盟射撃連盟の会員で指導に係る人、東京都公安委員会指定射撃指導員、東京都公安委員会指定猟銃安全指導員、東京都内銃砲店社員で指導に係る人、東京都の銃所持者・銃砲に係る人で射撃指導技術を学び指導者を目指す人
主催:東京都、公益財団法人東京都体育協会、東京都クレー射撃協会

参加費
1日参加:10,000円(昼食付)/1人
2日〜3日参加:15,000円(昼食付)/1人

取材協力:東京都クレー射撃協会ぐんまジャイアント総合クレー・ライフル射撃場