ガンギャラリーGUN GALLERY
COMETA/コメタ
優れた技術の伝統を持つ圧縮空気に特化した ヨーロッパ エアライフル
エアガンの製造における豊富な経験と製品開発の絶え間ない努力によって、1860年から160年以上高品質なエアライフルを提供し続けているコメタ社。バレル、ストック、チューブは社内で製造、管理され銃ごとにテスト及び調整されている。コメタといえばPCP式とスプリング式エアライフルだ。スペイン・バスク地方エイバルでの武器製造に関する公式記録は、1481年にさかのぼるが、実際には銃の製造はさらに前から始まったとされている。20世紀初頭、エイバルには1,149人の甲冑師が存在し自宅に工房を持つよう命じられていた。今日まで続く産業を形成した起業家精神と、職人の伝統を受け継いできた中にコメタエアガンズがある。コメタエアガンズは、1860年にドン・トリフォン・バスカランによって設立された家族経営の会社で、当初は「スターターピストル」や「ブランクファイアリング」を主に製造していた。1900年にArmas Trifón Bascaran社(コメタエアガンズ)は、狩猟用ショットガンと圧縮空気兵器を製造することで生産を拡大し、数年後には工場は息子とパートナーによって運営されるまでになる。ブランド名「Comet & Indian」とし、ショットガンとエアライフルの製造、販売を行った。1940年、同社は社名を「C and T Bascaran SL」に変更して、圧縮エアライフルの生産に注力する。当初はスペイン市場での販売だったが、1970年から海外進出を行い35か国以上に輸出することになる。また、RWS や Browning Airguns などのさまざまなブランド名でも販売された。 1990年に社名を現在の「Carabinas Cometa SA」に変更。1世紀以上にわたる職人のノウハウと歴史、それに最新の技術を組み合わせたコメタエアガンズ。優れた冷間鍛造銃の伝統的な製造は、世界中からの射手によって高く評価されている。コメタエアライフルを手にしたときは、エイバルの甲冑師の伝統技術を受け継いだ銃を楽しみたい。
コッキング時銃身を折った状態。この形態からBreak Barrelといわれる。16gr ペレット使用時マズルパワーは17~18ft・lbs(実測値) | コメタプレチャージ式モデル オリオン 5.5mm アジャスタブルチークピースによりあらゆるスコープに対応 | スプリンガーに耐性の高いUTGリーパース クラシック 3-12×44mmスコープ。コメタスプリンガーには最適なセッティング。 |