Sako / サコー

サコー社は1919年に創設され、スタート時にはフィンランド政府軍用にライフルをチューンナップすることが主な仕事であった。

1939年。フィンランドにソ連軍が攻め入ったとき、ソ連軍兵士はチューンナップされたライフルの優秀さに驚いたという。ソ連の支配を嫌ったフィンランドはナチス・ドイツに援助を求めたことから、第二次世界大戦中はドイツの協力国として多数のモーゼル・ライフルを製造した。

終戦後の1946年より、サコーは軍用とスポーツ・ライフルの製造を再開ししたが、そこで一部はアメリカに渡りハンターたちにも優秀さが知られ、知名度が上がっていった。

サコーの特長は堅牢なレシーバー、高精度なボルト、マッチ・グレード銃身、元が軍用銃であったため汚れに強いアクション、確実で切れ味の良いトリガーなどで、それらは1999年から販売されているM75シリーズすべてに継承されており、クオリティーは最高レベルにある。

「質実剛健」

それがサコーを表現するのに似合う言葉だろう。

そのサコー社がフィンランドの狩猟・射撃協会との共同開発で完成させたのがTikka T3スポーターだ。

2011年より発売されている最新モデルであり、日本においても、2011年末ころから輸入されている。

元々、究極のターゲットライフルを目指しての設計であるが、狩猟でも活躍できることを考慮している。そのため、ターゲットモデルではあるが、「競技専用銃」とは違う。

数多くの射撃を想定し、サウンドサプレッサーを取り付けられるモデルも存在するが、銃刀法の関係から日本への輸入はない。日本へ輸入されるのはサウンドサプレッサーを使用しない、長銃身モデルだ。重量は4400g。スコープを乗せると5000gを超えてくる。ターゲットライフルらしさを感じる重量、設計だ。

銃床はオレンジラミネート仕様のため、一梃ごとに微妙に仕上がり、表情が違ってくる。そこがまた、愛着の湧く部分でもある。

可動式チークパッド、可動式リコイルパッドが装備され、射手ごとにしっかりとフィットさせられるため安定した射撃が可能だ。スリングレールも付いている。
ボルトハンドルは操作しやすいラージハンドルで、レシーバー上部には削り出しのティッカ専用レールマウントが乗せられている。

口径は5種類が用意されているが、その中で日本のファンに親しまれているのは、.308winだ。

5連弾倉が標準装備で、さらに予備弾倉も同梱されているのは嬉しい。

今後サコーを代表する一梃となり、日本でも活躍することになるだろう。

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ラージハンドルの付くことで、操作性やフィット感が高まる。グラブを嵌めた場合でも違和感なく、スムースに操作できるため、より多くのシーンで評価されている。 チークピースは可動式で、射手の体格、クセ、好みなどでの差異に対応できる。より安定した、しっかりとした保持は、そのまま射撃レベルを向上させてくれる。
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スリングリングをはじめ、交換パーツの着脱は簡単に行える。当然のことのように思われるが、小さな気遣いの積み重ねが射手の信頼を勝ち取る。 5連弾倉が標準装備だ。予備の弾倉も始めから用意されており、ファンにとっては嬉しい配慮だ。実践の場で鍛えられたサコー社の姿勢を感じられる