Grunel / グリュンネル

グリュンネル社(グリュンネル+エルミンガー社)の前身となるLienhard Companyは、1922年に創業している。創業時からスポーツ銃の開発に注力し、1948年のロンドンオリンピックでは金メダルを獲得。その後も着実に実績を積み上げ、スポーツ銃分野で知られる存在となって行った。

1962年。Kurt GruenigとHeinz Elmingerの二人が経営を引き継ぐことで、グリュンネル社としての歴史がスタートする。会社の成長とともに1968年には工場をモルターに移し、更なる発展を遂げ、2007年には最新の大型工場・本社を設立している。

その間、スポーツ銃の開発を積極的に続けており、スモールボアからラージボアライフルまで、その幅は広い。そして、どの分野でも評価を得てきた。

ここで紹介するRacer World Championは、最新のスポーツ射撃用スモールボアライフルである。これまでに研究されてきた、スポーツ射撃で求められるすべての要因を注ぎ込んで開発されたモデルであり、改良点は膨大な数に及んでいる。

統合された安全装置と空撃ちレバー、上からも横からも装填できるデザイン、上下左右に調整可能なトリガー、銃身の振動を減少させるベッディングと書き出して行くと、何十もの特長が並ぶことになる。さらにハードコートがなされた3個のロッキングラグ仕様のボルト。発火までの最短時間を実現したボトムイグニッション。ファイアリングピンを痛めないためのセイフティ。安全性を考えたプレッシャーリリーフホール。50°の傾きでロックを解くショートロキング。オン、オフ切り替え可能なエジェクターガイド。二本ピンでロックされるトリガーポジション。ワンタッチでボルトを取り外せるボルトリリースボタン。体調や体格、各自のフォームへの対応を考えたロングリアサイトレール。装填をサポートするチャージングランプ。サイトエクステンション‥‥ それらが、射手に最高のパフォーマンスを発揮させるための努力の結晶である。

Racer World Championが日本のスモールボア射撃界で活躍する日は近い。

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もっともスポーツ射撃銃を連想させるのがバットストック部分だろう。高さも傾きも完璧に微調整が可能で射手の要求に応えてくれる ガンの持つ性能を最大限に引き出すためのブローブフロントサイト。常に的をクッキリと捉えることができる。
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アイリス調整のできる7002リアサイト。レール部分も長くデザインされており、セット位置の自由度は大きい。
フィット感の高いグリップと、その前に位置するトリガー。上下にも前後にも調整でき、文字通り射手の手の一部となる。